スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
certainly(FA:大豆
鋼:大豆...2005.08.02 Tue
映画のネタバレ・・・になるかと。


その瞳に、焼かれた。
あの頃と変らない、強い意志を秘めた金色。
一瞬だけ絡み合った瞳に、万感の想いを込めて君に送り、君の意志を受け取って。

あぁ、これが、最後なのだと。

駆け出そうとした少年を引き止めて、動けないこの足に唾棄した。
この想いは偽りのない真実で。
けれど、君は共に有る事を望んではくれない。
別の道を行くのだと、何より雄弁なその瞳が語っている。
追ってくれるなと、その瞳がこの足を縫い付ける。

愛していると。
だからこそ、駄目なのだと。

永遠の別れを、君の唇が告げる。
二度と、世界が交わる可能性が無くなるようにと、残酷な別れを君が自ら口にする。
そんな泣きそうな目をして・・・・・・それでも、それが君なのだろう。
その細い肩に、何もかもを背負う覚悟をしてしまえる。
そんな君だからこそ、この自分の心に火が点ったのだ。

追うことはしない。
それが、君の意志ならば。

最後の君の我侭を、叶えてあげるよ。
けれど、君を独りにはしない。

昔より育った背中が消えるのを確認して、腕の中でもがく少年を解放する。


「行くと良い。こちらの事は私が引き受けよう」

「大佐・・・」

「早くしないと、君の兄上が行ってしまうぞ?」

「っ・・・済みません!!!」


振り返らずに真直ぐ駆け出す少年を、ほんの少し羨ましく思う。
これから先、彼は君と共に歩む事が出来る。
自分は、此処で君を想う事しか出来ない。
けれど、君は生きている。
例えもう二度と会う事が適わなくとも、君は、生きて存在している。
それだけで、充分だ・・・。


それに―――。




「私は、諦めの悪い男だからな・・」


暫くは、最後に交わした瞳の口付けで我慢しよう。


けれど、その先。


そう、遠くないいつか。


必ず、君を――――・・・




End




訳が分からない!
スポンサーサイト
  • name 
  • mail 
  • url 
  • comment
  • pass 
  •  secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。