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月酔いの夜
幻:坊主...2005.09.08 Thu
暗闇に浮かぶ赤い月。
いつかのこの手が滅ぼした国を思い出させる月。
アレは、罪の象徴。
全ては自分の意思だった。
けれど、それは本当に、真実、そうだったのだろうかと・・・。
今になってもまだ、時折考えてしまう。

「・・・未熟だな、僕も」

誰かのせいにして、楽になれるなら。
そんな自分は赦せやしない癖にと、哂う。
あれは全て自分の意思だった。
そうでなければ、次の時代の為にと踏み台になった者達が報われない。
唯一人の肉親さえこの手に掛けた、それが誰かに流された故などと、そんな馬鹿な話は無い。
自分はそれ程、御し易くも甘くも無いだろう。
リーダーだの何だのと、祭り上げられていい気になれる愚か者だったなら、きっと周りも自分自身も、幾分かは楽だったに違いないけれど。

「けれど・・・所詮は何を語っても言い訳に過ぎない、な」

犯した罪、この手で屠った相手への。
全ては何もかも、後付された唯の言い訳だろう。
事が終わった今となっては、何の意味も為さない。
下らない、言い訳だ。
自分が愚者だろうと賢者だろうと、何処にでも居る凡人であっても。
世界にとっては、結果が全て。
そこに有る人の感情など、有って無い様な物。
何れ、全ては紙切れの上のみでの出来事になる。
人々は忘れ、次の時代を生きて行く。
過去に拘るのは、一部の人間だけだ。
そんな事があった事すら、知らない人間の方が多くなるのだろう。
それでいい。
己は、何かを成したとも、成せるとも思わない。
人々の記憶に残される様な、そんな真似をした覚えは無い。
だから、忘れればいい。
争いの記憶など、無いに越した事は無い。
どうせ、この先数え切れない程の争いが生まれ、消えていくのだから。
ただ、自分だけが忘れずに居れば良い。
己の犯した罪を。
幾多の争いを。
屠った命の数を。

人の世に、深くは関わらないままに。
この胸の裡に秘めたまま、永久の時を流れていく。
それで、良い。

ただ、一つだけ、大切な光を手に入れたから。
気の遠くなる様な懺悔の日々も、それだけで、歩いていける。

「巻き込まれた君は、堪った者じゃないだろうけど」

笑い、隣で眠る少年を見遣る。
あどけない寝顔。
唯一、手に入れたかったもの。
手放せなかった存在。
共に、歩んでくれる人。

巻き込んだなどと、面と向って本人に言えば、きっと真っ赤になって怒るのだろう。

想像して、また笑う。
そう。
自分は、笑う事が出来る。

作ったそれではなく、自然と込み上げて来る感情で。

あの頃は、そんな日は二度と来ないと思っていた。
ただただ、贖罪の日々を空虚の中で過ごすのだろうと。
それで良いと、そう、思っていた。

「・・・・君のお蔭だよ」

呟いて、月を見上げる。

暗闇には赤い月。
手の中には唯一の光。

この罪は消えなくても。
命の果ては見えずとも。

この目に映る世界は、確かな光に満ちている。









・了・

意味が分からない。
睡魔に侵略された頭で文章を書くのは良くない良い例。(それでなくとも普段から意味不明な物しか書けないしネ)
うーーん、坊っさま視点は難しい・・・
精進あるのみ!
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