スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
犬と王子1
幻:カ王...2006.02.28 Tue

   尻尾が見える…。

とは言っても、実際にそこに生えている訳ではない。
訳では無いのだが、何故か無いはずのものが見えてしまうのだ。
それは偏に、この男の纏う雰囲気故だろう。

現在、その無い筈の尻尾はパタパタと嬉しげに揺れている。
理由は明白。
でかいナリをした犬の視線の先には、愛しのご主人様が居るからだ。
尤も、この犬の本来の主人は別の人物の筈なのだが。
こうもあからさまだと、友の犬に対する異常だと思えた警戒も頷ける。
大事な息子が国一番と言っても差し支えの無いプレイボーイに目を付けられたとあっては、警戒しない方がおかしいだろう。
だが、様子を見るに彼が心配しているような事態が起こる可能性は低そうにも思える。
何故なら、犬は主を本当に大事に思っているように見えるからだ。

それこそ、触れる事すら躊躇うほどに。


「…意外とヘタレた犬だな」

呟いた言葉は駆け出した犬には届いていないだろう。
視線の先では勢いよく駆け寄った犬に主の護衛が天誅を喰らわしていた。
中々面白い見世物である。
友には悪いが、妨害するよりも静観する立場の方が楽しそうだと判断を下す。


「これは暫く退屈しなくて済みそうだ」







短。
えーと、ゲオルグさん視点、かな?
犬って言うのはカイル氏の事です。
日記でも言ってますが、私には彼が犬に見えるので。
スポンサーサイト
  • name 
  • mail 
  • url 
  • comment
  • pass 
  •  secret

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。